面白い舞踏の世界

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確か子供の中学校の授業参観で聞いてきた話

なんの教科だったのか全くわからない
文脈も完全に忘れてしまったのですが

お天道さんを見上げると
面は 顔は 白くなる
だから上を向いていこう
面が白くなると面白くなる

そんな話を先生が教えてくださったように思う

北斎漫画舞踏を観に曳舟に

場所は東京は墨田区東向島の北條工務店となり
舞踏公演「そぞろ」
北斎漫画が踊り出す謎の世界
町工場や銭湯や隅田川、長屋に、、、ここはどこ?
疲れた(ように見える)おじさんの暮らし
迫力ある銭湯の女たちの息遣い
顔だけでなく全般に白い人間
いや、人間でもないかもしれない生き物
面だでけなく、身体全体白塗の人
口からなんか出た 毒?吐いた?

想像を掻き立てるを阻止するかのように
後列のおじさんの独り言
なんだ、なんだ?差し歯か?
ついつい笑ってしまった

舞踏ワークショップ生のコーキ君も熱演

熱心に江戸のワークショップに通うコーキ君がんばりました
舞踏家の我妻恵美子氏と塩谷智司氏は本当にすごかった
同じ人間の体?だろうか。どう動かしている?のだろうか。
言葉以外の表現も悪くない、何か感じるものだ。
ヒー!の声の聞きながら、こちらで言葉で想像する
ガイダという謎の楽器を聴きながら、
こちらで勝手に言葉をつけて想像する

面白き こともなき世を 面白く

第12回つるカフェ市民講座の終わりの挨拶で
コーキ君が引用していた高杉晋作の辞世の句
市民の皆さんに伝わったかな?と気にしてましたが
お顔が面白すぎて(眼鏡かけちゃう?)
お客様たちも言葉でなく体で表現されたのかも

遠方から応援に駆けつけてくださった皆さま、
栃木から応援に来てくださったしもつけ舞踏団の皆さま、
コーキ君の大学同僚の相原先生、スペイン語の先生、
どうも有難うございました。

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つるかめ診療所所長。1993年順天堂大学医学部卒。千葉県国保旭中央病院を経て,95年自治医科大学地域医療学教室に入局。2001年より米国ケース・ウェスタン・リザーブ大に留学後、04年自治医科大学附属病院総合診療部在宅医長を経て、07年よりつるかめ診療所(栃木県下野市)で在宅医療を開始し、2015年より現職。「つるカフェ」代表。